荷物の運搬と耐久性の高さでは右に出る物はいない、サーリー/ロングホールトラッカー。
しばらく、完成車のままのパーツでご使用していましたが、お子さんの送り向かえ使う事になり、大幅なカスタマイズのご依頼を頂きました。
ロングホールトラッカーカスタムのビフォーアフターを合わせて、ご紹介します。
↓カスタム前の状態はこちら。
Surly LongHaulTrucker
完成車 174,800円
フレームセット 72,000円
言わずと知れた、旅行自転車の代表的存在のモデル。
兄弟分のサーリー/ディスクトラッカーと合わせて、世界中のツーリストに人気の自転車です。
タイヤやキャリアは交換していますが、その他のパーツはほとんど完成車のままです。
ドロップハンドルにバーエンドコントローラー。
一人で乗るには快適に操作できますが、お子さんを乗せて走るなら、もう少し安定して楽な姿勢で走りたいもの。
カンティブレーキはフェンダー等のアクセサリーと相性が良く使いやすいブレーキ、
その反面、形状上、制動力が他のブレーキよりも劣るので、お子さんと一緒に乗るならココも交換しておきたいポイント。
細めのサドルはペダルがこぎやすいですが、背筋を立ててドッカリ座るならちょっとお尻が痛くなるかも。
他のサドルも検討してみましょう。
経年劣化と相まって、ひび割れてきたタイヤの溝部分。
小石や金属片も挟みやすいので、今後長く使うなら交換しておく方がオススメ。
あとは、自転車の使用に伴う砂埃や油汚れも付着しているので、カスタム作業とと一緒に綺麗に拭き取っておきます。
…という事で、今回はこちらのようになりました↓
”お子さんの送り迎え”に焦点を置いてパーツをチョイスしました。
・チャイルドシートを取付けて、お子さんも乗れるように。
・バスケットを取付けて、買い物や幼稚園の荷物も運べるように。
・スタンドを取付けて、もっと便利に駐輪できるように。
ハンドルは、NITTO b602F bosco barアップハンドルへ交換。
上体が起き上がり、のんびりと運転するのにはちょうど姿勢になります。
WALDのバスケット137(ステイ付き)も装着し、荷物が運搬しやすくしています。
ブルックスのレザーグリップに、手元変速機を取付けました。
元々完成車のバーエンドコントローラーだった物を移設して、ハンドルから手を離さずに操作する事ができるようにしました。
シムワークスのTomboyステムを上方向にセッティング。
アップハンドルと組み合わせると、とても快適に乗れるポジションになります。
サドルはBROOKSのレザーサドル、B17。
座りやすく、馴染みやすい、定番のモデルです。
リアキャリアには、イエップのチャイルドシート(シルバーカラー)を。
座席の素材が柔らかく、肌触りも良いので、座るお子様も喜んで頂けるでしょう。
タイヤはフェアウェザーのクルーズタイヤ。
サイドスキンxブラウンカラーでポップな印象になっています。
ブラックカラーのタイヤが多い中、ワンポイント付けて色で遊ぶ。そんな遊び心が素敵ですね。
超実用的に使えるパーツ、センタースタンドも標準装備しました。
ロングホールトラッカーの専用プレートと合わせると固定力がより一層増します。
サーリー・ロングホールトラッカーのお子さん送り迎え仕様。
時には自転車旅用として、時には日常の街乗り用、そして子供ができたら送り迎え用へ。
時々に応じて形を変え、長く使えるパートナー、ロングホールトラッカーをよろしくどーぞ。