一度は見送った7thへ。Un Authorized 33rpmの試乗車をXSからSへ更新しました

昨年、Un Authorized 33rpmの7thが登場したときは、試乗車の入れ替えを見送りました。

ところが、お客さんに新しい7thを選んでもらい、実際に乗ってもらっているうちに、「あのとき新しいフレームにしておけばよかった」と思うようになりました。

そう思ったときには、すでに完売。入れ替えなかったことを後悔していました。

今回、33rpm 7thが再販されたため、今度はすぐに入れ替えを決めました。Grumpyで試乗車として使ってきた6thのXSから、現行7thのSへ変更しています。

33rpmは、日本のタイトなトレイルで、29インチの走破性を生かしながら自分でバイクを動かす楽しさを重視したクロモリハードテールです。

基本のコンセプトは変えず、生産するたびに細部の設計や乗り味をブラッシュアップしてきたモデルでもあります。今回の7thも、6thの色違いではありません。

これまでは6thのXSに試乗していただいていましたが、これからは店頭で7thのSサイズと、その乗り味を確かめていただけます。

今回は完成車を一から新しくしたのではなく、6thで使っていた基本部品を生かして、フレームを7thへ載せ替えました。

これまで使用していた33rpm 6thの試乗車

これまで使用していた33rpm 6thの試乗車

新しく組み替えた33rpm 7thの試乗車

新しく組み替えた33rpm 7thの試乗車

なぜXSからSへ変えた?

6thのXSは、最初から店の試乗車として幅広い方に乗ってもらうために選んだサイズではありません。もともとは西上の私物として購入したバイクで、自分の身長に合わせてXSを選びました。

きっかけは、Un Authorized 33rpmの開発にも関わるダイアテックの増田さんから「乗ってみませんか?」と勧められたこと。まずは試してみるつもりでフレームとオーリンズのフォークを手配し、店にあったパーツや中古パーツも使って組みました。

そこからダウンヒルやトレイルで乗り続け、店頭では試乗車としても使ってきました。この6thを組んだ経緯や、乗り始めてからの変化については、以前の記事で詳しく紹介しています。

やったことがないなら、やってみる|ハードテイルでダウンヒルを始めた話 — Un Authorized 33rpm 6th

以前のXSは、身長175cmの竹之下が乗っても「これでいいやん」となるサイズでした。33rpmは自分からバイクを動かして楽しむ性格が強いため、小さめのサイズを好む方にはXSも選択肢になります。

ただし、175cm前後であればS、乗り方によってはMも検討できる身長です。そこで今回は、小さめのXSだけでなく、適正範囲のサイズ感も試してもらえるよう、Sサイズへ載せ替えました。

小さめを選んで動かしやすさを重視するか、適正サイズを選んで安定感とのバランスを取るか。33rpmは乗り方によってサイズの選び方も変わるので、店頭で実際にまたがってご相談ください。

なお、これまで使用していた6thのXSは、すでにお客さんへ売却済みです。現在試乗できる33rpmは、今回組み替えた7thのSサイズになります。

見た目が変わっただけ?

6thと7thを並べると、まず目に入るのはリア三角のメッキ仕上げです。ただ、7thは外観だけを変えたモデルではありません。

7thではオリジナルのダブルバテッド・クロモリチューブを採用し、フレーム全体をよりしなやかな方向へ調整。メーカーの公式サイトによると、6thよりも後輪へ荷重をかけやすく、フレームのバネ感を使いながら走る味付けになっています。

メーカーは、7thを6thより中速域で楽しみやすい方向と説明しています。トレイルで、曲がる、押し込む、フロントを上げるといった操作を楽しむための変更です。

フレーム重量も6thより少し軽くなっています。

速さだけではなく、自分でバイクを動かして下りを楽しみたい人に合う33rpmらしさを、より感じやすい方向で設計されています。

33rpm 7thのフロント側

33rpm 7thのフロント側

載せ替えで変えた部品は?

以前の記事で紹介したÖhlins RXF36 m.3のコイルフォーク、ENVE M6ホイール、TRP EVO PROブレーキなど、基本部品は6thから引き継ぎました。

今回変更したのは、次の部分です。

  1. BBを7thの規格に合わせてT47へ変更
  2. 継続して使用するÖhlins RXF36 m.3のコイルフォークは、ステッカーを貼り替え
  3. サドルをERGONのエンデューロへ変更
  4. フレームがUDH対応になったため、ドライブトレイン一式をSRAM Eagle Transmission(T-Type)へ変更

フォークやホイール、ブレーキなどは引き継いでいますが、フレームサイズをXSからSへ変更し、コンポーネントも入れ替えています。そのため6thとの同条件比較ではありませんが、これまで気に入って使ってきたパーツを生かしながら、現行7thの試乗車へ更新しました。

ERGONのエンデューロサドル

ERGONのエンデューロサドル

リアまわりはどう変わった?

リアセンターは412mm。6thより約2mm短くなりました。29インチホイールの走破性を生かしつつ、この短いリアまわりによって、タイトなコーナーや切り返しでもバイクを動かしやすい設計です。

短いリアセンターを成立させるため、シートチューブの接合位置やBBまわりにも工夫があります。シートチューブをストレートにすることで、長いドロッパーポストを深く入れやすくしています。

7thではUDHに対応しました。一般的なUDHハンガーを使った組み方に加えて、ハンガーを介さずフレームへ取り付ける、SRAMのフルマウント式リアディレイラーにも対応します。

今回の試乗車は、ドライブトレイン一式をSRAM Eagle Transmission(T-Type)に変更しました。せっかくUDH対応のフレームになるなら、このディレイラーを一度使ってみたかったんです。見れば見るほどかっこいいですよね。

BBは、6thの圧入式からねじ込み式のT47へ変更。大径のBBシェルによって溶接面積を確保し、短いリアまわりに必要な強度を持たせる狙いもあります。シートポスト径は30.9mm。前29インチ/後27.5インチのマレット仕様にも対応しています。推奨フォークトラベルは140〜160mmです。

ヘッドチューブも6thより約1cm短くなり、スタックが下がりました。今回の試乗車は以前に近いポジションへ合わせるためスペーサーを入れていますが、ハンドル位置を下げる調整もしやすくなっています。急な登りでフロントが浮きやすい33rpmにとって、ポジションを調整できる幅が増えたのは実用的な変更です。

メッキ仕上げのリア三角

メッキ仕上げが剥き出しリア三角

SRAM Eagle Transmissionのフルマウント式リアディレイラー

SRAM Eagle Transmissionのフルマウント式リアディレイラー

T47 BBとヨークまわり

T47 BBとヨークまわり

33rpmは自分に合う?

数字やスペックを見ただけでは、33rpmのサイズ感や動かしやすさは想像しにくいかもしれません。

「29インチは大きく感じないか」「下り寄りのハードテールは普段のトレイルでも使いやすいか」「自分ならどのサイズを選ぶか」。このあたりは、実際にまたがったり乗ったりすると判断しやすくなります。

33rpmは、下りを中心に楽しみたい人、フルサスペンションとは違うダイレクトな操作感を味わいたい人、バイクを自分から動かして遊びたい人におすすめしたいモデルです。

下り寄りの設計ですが、平地ではブロックタイヤを履いていても意外によく進みます。一方、急な登りではハンドル位置の高さや短いリアセンターによってフロントが浮きやすく、乗り方には少しコツが必要です。何でも楽にこなすというより、どう動かせば走れるかを考える面白さがあります。

組み替えた7thには、まだ西上自身乗れていません。6thから実際の乗り味がどう変わったかは、トレイルで試してから改めて紹介します。

33rpmのヘッドマーク

6thより短くなったヘッドチューブと、33rpmのヘッドマーク

在庫がないカラーやサイズも取り寄せできますか?

33rpmは現在、現行7thのXSとSサイズのフレームを店頭在庫しています。

店頭にないカラーやサイズも、メーカー在庫があれば取り寄せ可能です。体格だけでなく、普段走る場所やどんな乗り方をしたいかによってもサイズ選びは変わるため、迷っている方はご相談ください。

完成車としての組み立てはもちろん、現在お使いのバイクからパーツを載せ替える組み方もご案内できます。

Un Authorized 33rpm(7th)の商品ページはこちら

現行の33rpm 7thに乗ってみたい方は、店頭でスタッフまでお声がけください。

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