先週末からドーピーズカフェにて、patagonia/パタゴニアのクラフトビール「ロング・ルート・エール」の販売を開始しております。

ロング・ルート・エールは、農薬要らずで、少量の水で栽培可能な“カーンザ”とよばれる多年草の麦を原料に使用しています。大きくて長い根っこをもち、より多くの栄養を得るために根が地中約3メートル近くまで達することから、ビールの名前を”ロング・ルート”＝”長い根っこ”にしました。

今、全世界の農地の７割が穀物を育てていますが、多くは１年生の穀物ばかり。土地を耕して、種を蒔き、収穫してしまえば作物は枯れ、そしてまた同じ土地に作付けをする。一年生の作物を育てると、毎年数㎝もの表層の土が失われ、やがて栽培ができなくなります。パタゴニアは、土は石油よりもずっと重要で、再生の難しい資源だと実感し、多年生のカーンザを使用したビールを醸造することにしました。
このカーンザは光合成で二酸化炭素を根っこに送り込むことができます。やがて二酸化炭素は土壌に吸収され蓄積されるので、土壌に炭素が戻る仕組みなのです。

パタゴニアのモットーは「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」こと。食に関しても同じことだと、考えているのですね。

このブランドに私は毎日勉強させてもらってますが、新しい取り組みを始めるのが本当に早い。その下調べや研究に着手するまでにたくさんのミーティングがなされているのでしょうけど、創設者イヴォン・シュイナードの判断の速さ、賛同する人間のフットワークの軽さには本当に驚きます。
パタゴニアの環境保護活動にご興味がある方は、Grumpy内アパレルコーナーにて、21日、22日、28日、29日の2週にかけて上映するショートムービーをぜひご覧ください。各資料もご用意しております。

・・・っと、少々お堅い話になりましたが、単純に環境にも体にも良いビールなら飲みたいものですね。
販売初日から、大人気となっております。ありがとうございます。

ライド後のビールは格別です。ビールに合うおつまみもご用意しております。ぜひ一度ご賞味ください。

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