7月入荷予定だったSurlyのWedenesdayが2台、早く入ってきました。
出会えるのは大分先になると腹を括っていましたが、こんなに早く出会えるとは。
ファットバイクの創世記より、数々のモデルを製作してきたsurly。その集大成とも言える1台。
一見するとパグスレイと何処が違うのかわからないですが、細かく見ていくと全く別ものであることがわかって頂けると思います。
ウェンズデーはツーリングライド寄りのパグスレイ、トレイルライド寄りのアイスクリームトラック、その両方の良い部分を併せ持っています。
アイスクリームトラックからはオフロードライドをするためのタフさ、高速の下りでの安定感を受け継ぎました。
ヘッドチューブは44mm規格採用、フロントエンドは150mm x 15mm スルーアクスル ドロップアウト。ロックショックスのブルートのようなフロントサスペンションにもポン付けで対応します。
シートステイはトップチューブまで伸び、ハードライディングに適した仕様になっています。
パグスレイからはツーリングに欠かせない装備を受け継ぎました。
顕著なのはボトルケージ台座、ダボ穴の数でしょう。
ボトルケージ台座はフロントフォークの両サイドに3つ、ダウンチューブの上部に3つ下部に2つ。
ダボ穴はキャリア用がフレームとフロントフォークに1つずつ、フェンダー用も同じく。
これだけ用意されているってことは、ただトレイルライドだけでは終わらせない。
ツーリングでも日常使いでも何でも来い!という様々な使い方を想定した結果ですね。
また、サーリーらしさを残しつつ、需要が多い規格にもしっかりと対応しています。
・ドロッパーシートポスト用のケーブル内蔵ラインがシートチューブに確保されています。サーリーとして初の試み。
・リアエンドのホリゾンタルドロップアウト。シングルスピードへの対応も容易に。
・タイヤサイズは26×3.8、4.6どちらにも対応。
新ファットバイクリム、My Other Brother Darrylを採用し穴あき部分が6角形になりました。
フロントタイヤ
→フロントフォークがアイスクリームトラックとタイヤクリアランスが同じなので、26×4.8のタイヤも余裕で装着できます。
リアタイヤ
→リアエンドのホイールの固定位置を最前で固定したショートチェーンステイだと、26 x 3.8˝タイヤを装着可能です。
→リアエンドのホイールの固定位置を一番後ろで固定したロングチェーンステイだと、26 x 4.6˝タイヤを装着可能です。
あと、サーリー好きな人が意識する不思議なポイント、シートチューブとトップチューブを結ぶパイプがウェンズデーにはありません。
そのため、フレームの見た目が旧モデルの様なシンプルな見た目となりました。
ファットバイクが世に広まり早数年。
元祖であるサーリーが今、改めて作り出したのがウェンズデー。
価格はなんと完成車で230,000円(税込)
パグスレイの240,000円下回るこの価格設定は、ファットバイクの面白さを全力で伝えたい気持ちの表れ。
ライバルが続出している現在において、Surlyが送る決定的な一打。いつもにも増して本気を出してきましたね。
ファットバイクとはこういうものだ、乗ったことが無い人はまずはこれを乗ってみてくれ、
Surlyの粋なモデル、ウェンズデー。全身で受け止めてやるぜ!という方お待ちしております。
入荷したのはSとMサイズが1台ずつ、次回入荷予定は7月。
この春、存分にファットバイクを楽しみたいならウェンズデーで決まりでしょう。