「ファットバイク」
それは、極太のタイヤを装着した自転車の総称です。
雪や砂のような、通常タイヤだと沈み込んでしまう路面のライドを可能にした、まさにどこでも走る自転車と言えます。
生まれたのは極寒の地、アメリカのミネソタ州です。
真冬にライドしようとしても外は雪だらけ、普通のタイヤだと雪に埋もれて走れません。
「もっと自転車に乗ってライドを楽しみたい!」そんなピュアなこころから生まれたのがファットバイクです。
太いタイヤで雪の上でもへっちゃら。これで季節を問わず自転車が楽しめるようになりました。
2005年、Surlyが初めて量産型のフレーム、パグスレイの販売を開始。近年のブームの火付け役となりました。
当初はファットバイク用のハブはまだ存在していませんでした。
そのため、最初のファットバイクモデル「Pugsley」は、MTBのパーツをそのまま使えるように左右比対称のフレームとして登場しました。
現在もそのカスタム性能の高さから、大変人気なモデルです。
ファットバイクのフィールドは、雪の上だけでは留まりませんでした。
その走破性の高さから海岸の砂浜、山のトレイル、そして街中と、場所を選ばすに走ることができる自転車として再認識されました。
走り方や楽しみ方で細分化が進んでいるファットバイクですが、大きく次の2つのグループに分かれます。
長距離ツーリングやバイクパッキングを楽しむならツーリングタイプ、ハイスピードなライドやトレイルをガンガン攻めたい人ならトレイルタイプがオススメです。
ツーリングタイプ
Surlyのパグスレイ、Salsacyclesのマクラクがこちらのタイプです。
トレイルタイプ
Surlyのアイスクリームトラック、Salsacyclesのバックソウがこちらのタイプです。
ファットバイクのタイヤ幅は26×3.8~4.8あり、通常のMTBタイヤの2倍以上の幅です。
実際に走ってみるとフワフワとした独特な浮遊感があり、舗装路上でも実感できます。
もっと詳しく知りたい方は店頭にファットバイク特集が組まれた冊子「HungOver」がありますので見てみて下さい。
また、Surlyの本国サイトにはファットバイクのおもしろいカスタム集や新商品の写真が記載されていますので、ぜひ見てみて下さい。
Surly Blog → Webページ
そして、1月31日(日)はファットバイクミーティングin広島です。
ファットバイクライダーの皆さん、ご参加お待ちしております。