フラットペダルを愛するマウンテンバイクライダーの足元を支えるのがフラットペダル用シューズ。
VANSやスケボーシューズのようにソールがフラットならMTBでも使えますが、ソールが柔らか過ぎて足の裏が痛かったり、グリップしなくて怖い思いをしたり、ソールのパターンがペダルと相性悪かったりと不満や不安が付きまといます。
そんな不満や不安を解消してくれるのがMTB用フラットソールシューズ。
そのMTB用シューズの中で他の追随を許さないグリップ力を誇る5.10/ファイブテンが長年シェアのトップに君臨していましたが、昨年誰もが知ってる某スポーツウエアブランドに買収され、MTB用シューズの日本国内での展開が事実上なくなりました。
その買収時に元々ファイブテンにいたスタッフが独立して立ち上げたのが今日紹介する
RIDE CONCEPTS/ライドコンセプト
ファイブテンでは実現できなかったより良いMTBシューズを作りたいとアメリカで設立されました。
今回入荷してきたのは最もベーシックなモデルのLIVEWIRE。
使いやすいローカットモデル。
フラットペダル用シューズでもっとも気になるのはソールのグリップ。
RIDE CONCEPTSには3種類のアウターソールがあり、
グリップ力に応じて
・DST 4.0 MAX GRIP:レースやハードなダウンヒル向け、とにかくグリップ力が欲しい人向けのソール。
・DST 6.0 HIGH GRIP:トレイルライドからダウンヒルまで程よくしっかりグリップする使いやすいソール。
・DST 8.0 MID GRIP:ビンディングモデルに採用されるしっかりとした踏み心地のソール
LIVEWIREのソールはDST 6.0。
トレイルライドからダウンヒルまで何でもこなせる最も使いやすいモデルです。
ソールつながりでもう一つ特徴があります。
インナーソールにD3Oが使われています。
マウンテンバイクのプロテクターの素材としても有名な、平常時はフニャフニャ柔らかいけど衝撃を受けたときだけ硬化する素材 D3Oをインナーソールの踵とつま先(というかペダルを踏む部分)に配置。
ジャンプやドロップオフなどの着地の時や不意な地面からの突き上げの衝撃を緩和してくれます。
また、平常時は低反発スポンジのような感触なので踵とつま先を包み込みフィット感が向上します。
このモデルはハーフサイズが無いのですが、このソールのおかげで少し大きいサイズでもピッタリフィットしてくれます。
ハーフサイズがちょうどいい場合は大きいサイズを選ぶといいです。少し大きくてもこのインナーソールがしっかりホールドしてくれます。
MTBシューズに欲しいポイントはすべて押さえています。
ダウンヒルしてるとたまにつま先を硬い何かにヒットさせて悶絶することがあるんですが、このシューズはつま先が固くプロテクションがしっかりしてるので多少つま先をヒットしても大丈夫。
ミッドソールがしっかりしているので、インソールのD3Oとともに衝撃を吸収してくれます。また、ペダルに足半分しか乗っかっていないという状況がよく起こるんですが、この硬めのミッドソールのおかげでベストな位置でペダルを踏めていない状況でもしっかり踏ん張れるのがとても良いです。
タンの部分は泥や砂が入りにくい構造になってます。
このLIVEWIREは税別15,000円
カラー:チャコール/レッド、チャコール/オレンジ、ブラック/チャコール
リーズナブルで必要にして十分な機能を備えたMTB用シューズ。ベテランから初心者まで使えるベーシックな1足です。
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