グランピーで組む自転車はカテゴリーを問わずフロントラックをつけることがとても多いです。
中でも人気なのがサーリー ナイスラック。
パニアバッグも付けられるし、天面にバスケットを取り付けることもできてとても便利なフロントラックなのですが、実は難点もあります。
それは取り付けできる自転車が限られること。
ナイスラックはフォーク中段のダボとエンドのダボで本体を固定するので、ダボがないフォークにはナイスラックは取り付けできません。エンドのダボがついている自転車は多いですが、中段のダボまでついている自転車となると種類は少なくなります。
そのため自分の自転車やこれから買う予定の自転車のフォークにはダボがなくてナイスラックを諦めてしまうということも多くありました。
でも、もう諦めなくていいんです。
無いものは付けてしまえばいいんですから。
というわけで今回用意したのはこのビックダミー。
元々ダボはなくナイスラックを半ば無理矢理ホースバンドでフォークに固定していました。
DIY感が溢れていてこれはこれでかっこいいのですが、本来の固定方法ではないのでフォークに変な傷が付いたり、荷重に耐えられないかもしれないという不安感が付き纏います。
そんなモヤモヤを解消するためにフォークにダボを溶接しました!
フォークに穴を開けて、
台座をフィレット溶接します。
できあがり
ラックをつけるとこんな感じ
before
after
比較すると見た目がスッキリして良くなりました。
ちゃんとラックの固定位置にダボがあるとなんか安心だし嬉しいですよね。
今回は溶接した部分が分かりやすいように塗装はしていませんが、通常は溶接の後にペイントします。
ちなみにフレームやフォークに穴開けて大丈夫?熱加えるからあんまり良くないんじゃない?とか思う方もいるかもしれませんが問題ありません。
穴あけ自体も何箇所も追加で開けなければ問題ないですし、グランピーではフィレット溶接の際、銀ロウという融点が低いロウを使っているため極力熱は加えません。
安心してください。
価格はフォーク両側に1個づつ取り付けた場合で8,800円税込です。
この価格はダボ取り付けのみの価格です。別途ペイント料金や分解組立工賃が必要な場合があります。
詳細はお見積もりいたしますのでご連絡ください。
このナイスラックに限らずダボがないからラックをホースバンドで止めたり、ボトルゲージをマジックテープなんかで仕方なく固定している人、多いのではないでしょうか?
1箇所の場合は5,500円、2箇所目以降は追加1箇所につき3,300円でダボの取り付けができます。※ペイント別
この位置にダボがあったらもっとスマートに取り付けできるのに!といったご要望にもお応えできます。
皆さんもダボ、付けてみたくないですか?