去年くらいからSNSを中心にチラチラと姿を見せていた変わり種サスペンションフォークがとうとう入荷しました。
Trust message /トラスト メッセージ
一般的なサスペンションフォークとはかけ離れた姿のマルチリンクタイプのサスペンションフォークです。
マウンテンバイクの一般的なサスペンションフォークはこんな感じ
テレスコピックタイプと呼ばれていて、ある意味完成された機構のフロントサスペンションです。これまで様々な形状や機構を持ったサスペンションが出ては消えていきましたがMTB用サスの登場以来ずっとその姿を保っています。
完成してるならそれでいいじゃないかとも思うんですが、だからといってそれが完璧というわけでもなく課題も多いのです。テレスコピックタイプを作る各社はその制約の中でいかに良いものを作るかで鎬を削っているわけですが、違う方向から攻めてきたのがTrust/トラストのマルチリンクサスペンションフォークなのです。
で、テレスコピックタイプとなにが違うのか、どんな特徴があるのか。
ざっくりいうと
とにかく走破性が高く、さらに安定感と剛性感がすばらしい。
こんな感じです。
1、走破性が高い
従来のテレスコピックタイプは前から来る衝撃に対して、フロントホイールがフォークに沿った方向にしかストロークしませんが、trustのマルチリンクタイプはフロントホイールが自分に向って弧を描きながら上に逃げていくようなイメージです。
テレスコピックタイプだと凹凸に突っかかる感じがある場合でも、trustはテレテレーと凹凸をいなしながら進んでいきます。
木の根っこやロックセクションのような凹凸が連続するような場面や大きなギャップでの失速感が激減し走行安定性の向上につながります。
2、剛性感が高い
テレスコピックタイプは構造上どうしても前後のたわみが出てしまうのですが、trustはメインレッグとリンク部が高剛性のカーボンで形成されているため実質的に前後にたわみません。
いかなる場面でも狙ったラインをトレースしやすくなったりといった操縦性や高剛性からくる安心感につながります。
3、安定感がある
強くブレーキをかけてしまう場面などでも沈み込みが少ないです。従来であれば沈み込んだ場面ではキャスター角(ヘッドアングル)が立ち不安定な状況がより不安定になりますが、trustはキャスター角の変化がほとんどないので乗車姿勢が安定して目線も一定に保てるためバイクのコントロールが容易になります。
また、剛性の高さも安定感の良さの一因です。
これらの特徴はすべて操縦の安定性に繋がっていて、今までにない快適なライドができるサスペンションフォークです。
より快適なライドがしたいベテランからまだテクニックのない初心者までオススメです。
Trust MESSAGEは130mmストロークでハードテイルやフルサストレイルバイクに最適です。
ホイールサイズは29インチと27.5インチのコンパチモデル。29インチなら2.6幅まで、27.5インチなら2.8幅まで対応。
boost規格で110×15mmのフロントハブに対応。
本体はカーボン製で見た目のボリュームとインパクト以上に軽量です。
SPEC
素材:カーボン
ホイールサイズ:29/27.5+/27.5 に対応
タイヤクリアランス:29×2.6~27.5×2.8
ストローク:130mm
片下寸法:535mm
スプリング:エア
調整機構:3ポジションモードアジャスト/コンプレッション/リバウンド
対応ハブ:boost 110×15mm
コラム:テーパードコラム
ローターサイズ:180mm(max203mm)
重量:1980g
価格:248,000円(税別)
今なら金利をグランピーが負担するグランピーローンが最大36回まで利用できます。
グランピーローン利用なら36回で月々7440円!
※グランピーローンで分割36回まで適応できるのは9月いっぱいです。
なんだかんだ言っても乗ってみないとわからないよ!というのが本音だと思います。
そんな人はもう少しお待ちを。10月にはロングストロークモデルのSHOUTが入荷します。
それを試乗車のSANTACRUZ MEGATOWERに装着しますので実際乗って試していただけます。
楽しみです!