自転車は芸術である。
自転車が大好きな人は一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
それは、本体や各パーツ、またはその組み合わせでもあります。
「ハンドル、ホイール、ブレーキ…」
普段何気なく使っている部品も良く見てみると、
細かいところまで作り込まれています。
もしくは使い込んでいくことで、芸術性が表れてくるという人もいます。
その物が持っているデザインが美しいというだけではなく、
何か言葉では言い表しにくい「オーラ」のようなもの。
この一つ一つの部品に一体どれだけの人が関わり、その思いがこもっているのだろう。
どんな人がどれほど努力して作ったのだろう。
そんなことを考えさせてくれる部品ってなんだか素敵です。
贅沢と言われれば、確かにそうです。返す言葉もありません。
同じ機能を果たすものは他にたくさんあるのですから。
ただ、このような贅沢と言われるパーツは時として、
本来の性能以外の思わぬ付加価値をつけてくれます。
今まで乗りっぱなしだった愛車を磨くようになった。
楽しくて遠くまで走っているうちに、身体が引き締まっていた。
自転車がお酒のお供になった。
恋人が出来るきっかけになった。
1つの部品に歴史が刻み込まれていきます。
この傷は海岸を走っている時に転んだ時のもので…
友達に自慢すると、羨ましそうな目で見つめてくるんだ。
こいつで、このパーツを付け替えるの5台目だ…。
性能を超えたもう一つの価値。
そういうのに限って目に見えないものだったりするんです。
思い出、ストーリー、歴史。
それらは、贅沢と言われた価格以上の大切な物語になったりします。
たまには、無理して買ってみる。
それが、新たなるストーリーの始まりとなるでしょう。
見た目もやっぱり重要です。
派手派手しいペイントも良いですが、おとなしさが訴えるペイントもあります。
どんなペイントになっていても性能や重量はさほど変わりはしません。
でもそんなペイントが最も重要なものであったりします。
なぜ自転車を買ったのか?
「芸術品だから…。」
そんな選び方もあるのかもしれません。
〜告知〜
CYCLE SHOP GRUMPY主催「銀輪・自転車は新しい乗り物になった。」
日時:2013年 4月2日(火)〜 4月7日(日) 11:00~20:00 (7日は17時まで)
場所:アーバンビューグランドタワー gallery G
住所:広島市中区上八丁堀4−1 アーバンビューグランドタワー公開空地内
TEL:082-211-3260
http://www.gallery-g.jp/
自転車を「芸術」という違った視点で見てみるのも楽しみ方の一つです。