ヤバいカラテモンキーを組んでしまいました。
と何回も言ってる気がしますが、またヤバいのを組んだので紹介します。
今回組んだのは、山に行く気はほぼなさそうな街乗りに特化したカスタムのカラテモンキー。
ブラックとシルバーでまとめた渋い大人なカラテモンキーに組みあがりました。
オーナーは以前パナソニックのCXを買っていただいたお客様。
前々からシングルスピードのカラテモンキーを組みたいと相談を受けていたのですが、クリスキングのシングルスピードハブが生産終了という情報があり、ハブがあるうちに組んでおこうと購入を決められました。
しかし、アクスルの規格の問題でクリスキングのシングルスピードハブは使えないことが発覚。
カラテモンキーは基本は148mm幅のハブを使用するブースト規格のフレームですが、汎用性が高いサーリーらしく旧規格の142mm幅のハブや別売のアダプタを取り付けることで135mm幅のハブにまで対応してしまうほど。
一方、クリスキングのシングルスピードハブは基本が135mm幅です。アクスルの組み換えで142mm幅に対応できるので、142mm幅に組み替えて装着する予定でした。しかし、この142mm幅のアクスルが本国でもすでに完売していて入手が困難なためクリスキングのシングルスピードハブの使用は断念。
しかし、すでに気持ちの引っ込みがつかなくなっていたのでハブを変更することに。
クリスキングのギア―ドハブにシングルスピードキットを組んで使うことも考えましたが、どうせ組むならシングル専用で潔い仕様にしたいということで選んだのはインダストリーナイン。
近年のマウンテンバイク用ハブはクリスキングかインダストリーナインなら間違いないと言われています。
クリスキングがダメならインダストリーナイン一択でしょう。
また、ブースト規格のシングルスピードハブがほとんど存在しないことも決め手となりました。
インダストリーナインのハブはほとんどのフレームの規格に対応できます。
142×12mm、135mmQRの旧規格はもちろん、141mmQR ブーストなんていう一部の完成車にしか採用されていないレアな規格にまで対応しています。
ホイールをグレードアップしたいけど自分のフレームに適合するハブがなくて諦めてた人もインダストリーナインのハブならきっと見つかります。
その他はグランピーらしいカスタムで
ヘッドセットはクリスキングで決まりです。
カラテモンキーのヘッドチューブは上下とも44mm径。
クリスキングだとinset7とinset8が使えます。
今回はinset8を使いました。inset8はinset7に比べて下ワンが小さいので見た目がすっきりします。
ただ、inset8にするとサスペンションは取り付けできないので、将来的にサスペンションを使いたい場合はinset7にしておくほうがいいです。
クランクはホワイトインダストリーのM30クランク。
ポリッシュのクランクアームにブラックのチェーンリングがカッコいいです。
ちなみに使用ギアは32T×18T。ギヤ比約1.78の29インチMTBの黄金比です。
定番レンサルのハンドルバーとトムソンのステム
トムソンのステムは35mmクランプもあるんです。
シートポストはステムに合わせてトムソンに新しくなったWTBのVOLTサドル
ステムとシートポストのブランドと色を合わせると統一感が出てカッコいいです。
ホイールサイズは29インチ。完成車で使われる27.5+比べ軽快に走れる仕様。
タイヤはシュワルベG-ONE speed。29erの太いスリックタイヤ。見た目は太いですが驚くほど軽量で漕ぎ出しも軽やかです。
カラテモンキーで山に入るなら27.5+が気持ちいいのでオススメですが、当面は山に入る気がないのでこのチョイスです。
マウンテンバイクを街乗り仕様にしたい時などスタイルを崩さずにスリックにするならこのタイヤがオススメ。
変幻自在のカラテモンキーですが、こんな風に街乗りに特化してカスタムするのも面白いですね。
今回はフレームからのカスタムで総額44万円くらい。
完成車であれば222,000円税別
まずは完成車で遊びながらカスタムしていくのもいいでしょう。
グランピーローンがパワーアップして、分割48回まではグランピーが分割手数料を負担します。
完成車の場合、24回で月々1万円とちょっと、48回なら月々5000円とちょっとです。
Mサイズは即納できるのでこの年末年始ですぐに遊べます。
いろいろな遊び方ができるマウンテンバイクです。初めてのマウンテンバイクにもおススメですが、2台目、3台目の自転車にもオススメです。
グランピーはカラテモンキー得意です。実車を用意してますのでカラテモンキーが気になる人はご来店ください。
カラテモンキーが欲しくなるブログ ☞ サーリーのカラテモンキー【MTB選びに迷ったらコレにしてください】