念願のマウンテンバイクは買ったし、さあ遊びに行こう!
と、思った時に浮かぶ疑問。
何着ていけばいい? 何がいるの?持っておいたほうがいいものは?
ライドを重ねるうちに自分に必要なものはわかってきますが、最初のうちは何をどう選べばいいかわからないもの。
そこで、まだ右も左もわからない人向けにマウンテンバイクを最高に楽しむためのアイテムをカテゴリー別に紹介します。
今回は【ウエア編】
秋〜春に活躍するマウンテンバイクのウエアとウエア選びのコツを紹介します。
ちなみの日中が氷点下になることがほとんどない比較的温暖な地域の方むけのウエア選びです。
自走でのトレイルライドの時は基本こんな感じです。
途中でコンビニ寄ったり、ランチでお店に入っても違和感ないスタイルです。
例えば上の写真はある日のトレイルライドの時の装備。
ヘルメットはオープンフェイス。
アウターはソフトシェルのジャケット。ジャケットの下はベースレイヤーを着てその上にダウンヒル系のジャージ。
ボトムはストレッチの効いたジーパンです。スリムテーパードがすっきりしていて裾を巻き込み難くて調子よいです。 ストレッチが効いていればパンツの下にプロテクターも仕込めます。
足元はフラットペダルシューズ。
これに加えて、バックパックがあれば装備は万全です。
それでは頭から順に詳しく紹介します。
ヘルメット
マウンテンバイクのヘルメットは大きく分けて2タイプ。オープンフェイスとフルフェイス。フィールドや乗り方によって向き不向きがあります。
ガチなダウンヒルにはフルフェイス。
それ以外はオープンフェイス。
みたいな感じでOKです。
近所のお山を楽しむトレイルライドならオープンフェイスのもの、例えばFOX SPEEDFRAME MIPSのようなヘルメットがいいです。
フルフェイスは安全性、安心感はピカイチですが、自走する場合は息苦しく重量もそれなりにあるのでオススメしません。
また、山でハイカーさんなど人と出会った場合はニッコリ笑顔で挨拶が基本ですが、顔面を覆うフルフェイスは表情がわかりづらく、こちらにその気がなくても無用な恐怖感を与えてしまうことがあります。常設コースではない近所のトレイルなどでは表情が伝わりやすいオープンフェイスヘルメットのほうがよいです。
ヘルメットと一緒に用意したいのはサングラスやゴーグルといった目を保護するアイギア。
サングラスでもゴーグルでもいいです。木の枝や土などから視界を確保するためにここは外せません。
ばっちり防いでくれるゴーグルか気軽に使えるサングラスか。お好みで。
ジェケットとインナー
色々なブランドのジャケットがありますが、マウンテンバイクで使うならパタゴニア ダートローマージャケットがイチオシです。
シンプルで軽く着心地が良くてとても快適。防風、防水、透湿を兼ね備えた3シーズン使えるソフトシェルジャケットです。
ウインドブレイカーとしてや簡易の雨合羽としても使えるのでトレイルライドだけでなく通勤時など普段使いでも重宝しています。
それなりの価格ですがマウンテンバイクに乗るならとりあえず持っておいて損はありません。転倒する可能性の高いマウンテンバイクで高価なウエアを着ることに抵抗がある人も多いと思いますが、パタゴニアは万一破れてしまっても格安で修理してくれるのでハードなライディングでも安心して使ってもらえます。
ジャケットの中はMTB ジャージ。動きやすく快適。例えばトロイ リーのジャージとか。
さらにその下にベースレイヤーを着るとライドで汗をかいてしまっても汗冷えしにくく快適です。
ちなみに僕の場合はパタゴニアのキャプリーンを着ていてその日の気温に応じて種類を変えて調整しています。
あんまり寒くない日はキャプリーン・クール・デイリー・シャツ 、
ちょっと寒いかなと感じる日はキャプリーン・ミッドウェイト、
めちゃ寒い日はキャプリーン・サーマルウェイト、
といった具合です。
必ずしもキャプリーンである必要はないですが、きちんと汗を発散してくれる素材のものがいいです。
化繊が苦手な人はメリノウールが良いです。暖かく冷えにくいのでオススメです。
汗を発散しないものは下りで冷えてしまいとても不快です。インナーにそんなにお金出したくないと思う方もいると思いますがお金かけた分快適になれます。
1枚でガツンと防寒するよりは重ね着して暑くなったらジャケットを脱ぐみたいに調整するのが寒い時期に快適にライドするコツです。
ボトムス
ガチなMTB 用パンツもいいですが僕はジーパンの気張らないスタイルが好みです。
僕はハードに乗ることが多くコケることも多いです。ドロドロになっても破れても気にならないユニクロのジーパンを履いていますが、もう少し違うのか欲しいという人にはAllYoursのハイキックジーンズもいいです。
その名の通りハイキックできるほどストレッチが効いてて動きやすいです。
シューズ
まだマウンテンバイクに慣れていない間はすぐに足が出せて安心感のあるフラットペダルがおすすめ。安心感だけでなくMTBのスキルアップに必要不可欠です。
世の中にはいろんな靴がありますが、MTBのフラットペダルにはライドコンセプトなどのMTB用フラットソールシューズが相性抜群です。
カジュアルスタイルならジーパンとの相性も抜群なRIDE CONCEPTS VICE
軽さが欲しいならGIRO LATCHがおすすめです。
なぜマウンテンバイク用シューズがいいの?
ポイントは3つ。
よくグリップするアウトソール、無駄に柔らかくないしっかりしたミッドソール、つま先を保護するトーカップ、
これらを備えたシューズがマウンテンバイクに向いています。
もっと詳しくはこちらの記事をご覧ください 👉 「なんでもOKなわけじゃないマウンテンバイクシューズの話」
たまにランニングシューズのようなシューズで乗っている人を見かけますが、これは本当にやめた方がいいです。ペダルとの相性はともかく、つま先部分が柔らかく岩や切り株でヒットした場合に爪が割れたりひどい場合は足の指を骨折することもあります。
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バックパック
ライドには、飲料、工具、補給食なども持っていきたいところです。寒い時期なら山の上でラーメン作ったりコーヒー淹れたりするのにクッカーやコンロもあると幸せになれます。
それらを持っていくならバックパックが一番使い勝手が良いです。
僕のおすすめはミステリーランチのクーリー25。
そもそもハイキング向けのバックパックでMTB用ではないですがとても調子良いです。
まず、なんといってもかっこいい。MTB用のバックパックは単純にダサかったり、無駄に派手だったり。かっこいいものが少ないんです。
機能的な特徴は、
容量は25L。ライドに必要なものはだいたい収まるちょうどいい容量です。
外側の4つの大きなポケットはボトルを入れたり、ゴーグルを入れたりするのにぴったり。脱いだジャケットを入れおくのにも便利で、いちいち蓋を開けなくても出し入れができるのがポイント高いです。
特徴的なY字のジッパーも使い勝手がいいです。
底のほうに入れた荷物もすぐに取り出せます。
ハイドレーションパックにも対応しているので夏場のライドも安心です。
フィット感も抜群で、各部のハーネスを調整することでその人の体型や好みに合わせたセッティングができます。ダウンヒル時でもしっかりフィットしてくれていて背中でバックパックが暴れて気が散るということがありません。
さすがミリタリーを始め山岳ガイドやハンターなど過酷な条件で使用する人々に愛されるバックパックメーカーといったところです。
ただ、いいことばかりでなくて難点もあります。
多くのMTB用バックパックにあるようなヘルメットをキレイに収納するスペースがありません。常に被っておくか、付属しているハーネス類を工夫してヘルメットを収納することになります。ここは割り切りが必要です。
これだけ揃えれば楽しく快適にライドできます。
いっぺんに揃えてもいいし、少しづつ揃えていってもいいでしょう。
参考にしてみてください。